インテリアコーディネートを初めて行う場合には、顧客のニーズに応える形にしなくてはいけません。
この時に最も重要なのが、生活動線を考慮した形にしていくという点です。
動線というのは、人の流れの事です。
例えば、住宅ではリビングやキッチン、そして周辺の各部屋の状況を考慮した人の流れが存在します。
この流れを阻害するような間取りや空間設計にしてしまうと、それだけでも窮屈な状態になります。
これは、インテリアコーディネートであっても例外ではないです。
人の流れを意識した設定にしておかないと、人が実際に生活をするときにそこに存在しているインテリアが邪魔になる可能性も否定できません。
このような、日常生活の中で不可欠になる住宅内部の流れの事を生活動線といいます。
生活動線を意識する場合には、必ず現実的なその顧客のライフスタイルを考慮しなくてはいけません。
玄関からトイレやお風呂に行く流れ、そしてキッチンやリビングでの家族の動きを把握することによってはじめて満足できるインテリアコーディネートを行えます。
そして、こういった設定はそれぞれの顧客で全く異なります。
生活動線を意識すれば、それだけでもゆとりのあるインテリアコーディネートを実現できます。