6月から7月にかけ、日本には梅雨のシーズンが訪れます。雨が続くと湿度が高い状態も続き、洗濯物が乾きにくかったり、部屋の空気がこもったりといった生活への悪影響も少なからず発生します。湿度が高くなると発生するものがカビです。カビは見た目が悪いだけでなく、健康にも悪影響も及ぼすものです。梅雨の時期に家具がカビてしまう、という経験をした方も少なくないでしょう。
そんな梅雨に強い家具の材質として天然木が挙げられることがあります。木というとカビやすそうな印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。この記事では、天然木で作られた家具の中でも、特に日常的に使うダイニングテーブルについて解説しています。
梅雨に天然木のダイニングテーブルがおすすめな理由は?
日本の梅雨時は高温多湿になりやすく人間の住環境を不快なものにします。梅雨は湿度が高いのでカビの温床になってしまい、梅雨時には家具にもカビが発生することもあります。梅雨の湿度の高すぎる室内は、不快指数も高くなるので、天然木のダイニングテーブルなどをおすすめします。
その理由は、天然木が湿度を調整してくれるからです。天然木には呼吸のように湿度を調節する機能があり、周囲がじめじめしている場合には湿度を吸収し、逆に乾燥しているときは湿気を放出して、室内を快適な湿度に維持してくれます。そのため、梅雨時に限らず、乾燥の激しい冬に使うのもおすすめです。
また天然木でできたダイニングテーブルはホルムアルデヒドなど使っていないことも多く、アレルギー対策としても適しています。ライトが当たり、光が反射することも少ないので目にも優しく、快適にダイニングテーブルを使うことができます。
ダイニングテーブルの天板の形の種類
天然木のダイニングテーブルの形状には主に四種類があります。
長方形
まず最もスタンダードなのが長方形でしょう。四人がけから六人がけが基本的であり、一般家庭に最も良く設置されている天板形状です。壁付けしやすくレイアウトが簡単であるメリットがあります。
正方形
次に挙げられる天板の形状は正方形です。正方形はコンパクトな形状で、室内に設置しても圧迫感を感じず動線確保も十分できます。一人暮らしや夫婦二人と言った間取りに最適です。
楕円形
楕円形のダイニングテーブルもあります。楕円形も四人がけや六人がけが基本で、隣の人との距離が近くなるので、家族向けのテーブルとして人気があります。圧迫感が少なく部屋を広く演出する効果にも長けていると言えるでしょう。
円形
カフェで使われているような円形のテーブルも人気です。少人数の三人から四人掛けが多いのが特徴です。ご家庭によってはサイドテーブルのように使うところもあります。壁付けが出来ないので広い空間が必要になりますが、おしゃれでカジュアルな雰囲気を演出するのに最適です。
これらとは別に、左右を伸長することで形と大きさが変わるタイプの天板や、四隅が丸められた角丸型のテーブルなどもあります。
天然木のダイニングテーブルのお手入れ方法
天然木ダイニングテーブルのお手入れは、コツを抑えてお手入れしなければなりません。具体的にそのお手入れ方法をご紹介します。
オイル塗装の天然木のダイニングテーブルの場合、日ごろのお手入れは乾拭きだけで十分と言われています。ほこりを取り除くことを意識すれば乾拭きで綺麗になりますが、もっとしっかりと汚れを取りたい場合には水に濡らししっかり絞って拭くようにします。水はシミになり易いので、布巾をきつく絞って水拭きするのがポイントです。
定期的にオイルメンテナンスを行うことも必要です。数か月から年一度のペースで周期的に行いましょう。木工用オイルとサンドペーパーとタオルを用意し、ペン汚れは先にサンドペーパーで少し優しく削って取り除きます。天板表面を固く絞ったタオルでやさしくほこりを取り除き、拭いた後は完全に乾くまで乾かします。塗り斑が無いように薄くオイルを全体にのばして塗り、12時間かけて完全にオイルを乾かします。一週間程度はランチョンマットを敷いて食事をとるようにしましょう。
水汚れがひどい場合には泡洗いがおすすめです。ぬるま湯に専用の石鹼を溶かして泡を立て、洗面器の泡だけをスポンジですくって木目にそって塗ります。その後乾いたタオルで拭きとって日陰の風通しの良いところで乾かすのです。半日ほど乾かしてそれでも汚れが見えるところはサンドペーパーで研磨していきます。専用のオイルを塗ってお手入れ完了です。
ウレタン塗装のダイニングテーブルをお手入れするときは、中性洗剤を3パーセント薄めた水拭きだけで綺麗になります。
【天板の形状別】天然木のダイニングテーブルおすすめ12選
ここからは天板の形状別ごとにおすすめしたいダイニングテーブルをご紹介します。家族構成や間取り、色調、使用目的などを良く考慮したうえで、ここに紹介する12種類のテーブルから選択していくと良いでしょう。
部屋のコンセプトに合せ、お洒落になるように選んでいくことも大事になります。出来るだけ末長く天然木のダイニングテーブルを愛用できるよう、慎重に選択することが大事です。
天板が長方形の天然木ダイニングテーブル3選
長方形の天板は最もスタンダードな形です。お部屋に置いたときの見た目も想像しやすく、レイアウトしやすいメリットもあります。家族の人数や来客が多い方におすすめです。
天板が長方形の天然木ダイニングテーブル①
まず最初にご紹介したいのが、こちらのダイニングテーブルです。四人がけで家庭サイズとして最適であり、木目が美しくほっとするダイニングを演出します。汚れに強いウレタン塗装なので、水をこぼしてもシミになりにくく、お手入れも非常に簡単です。
天板が長方形の天然木ダイニングテーブル②
二つ目に紹介する長方形のダイニングテーブルは、オーク製で150×90の4人掛けサイズです。天然木のぬくもりを感じる耳付き天板で、なぐり加工によって波打つ形状になった側面が優しい雰囲気を醸し出し、お部屋の雰囲気を柔らかくしたい方に人気です。
天板が長方形の天然木ダイニングテーブル③
こちらも天然のオーク材で作られたダイニングテーブルです。目白塗装の美しい木目と、天然木の風合いを残しながらも明るい白に仕上げられた色合いが特徴です。四つ角が丸み形状で安全性が高く、小さなお子様のいるご家庭でも安心して使えます。
天板が正方形の天然木ダイニングテーブル3選
正方形の天板はコンパクトに置けるのがメリットです。ワンルームなどにも置きやすく、テレワークの際に使うテーブルとしてもおすすめです。
天板が正方形の天然木ダイニングテーブル①
正方形で最初におすすめしたいのは、こちらのダイニングテーブルです。ウレタン塗装で水や傷に熱にも強く、さっと拭うだけで楽にお手入れができます。二人掛けサイズで、夫婦二人や一人暮らしに最適です。深い木目調が落ち着いた雰囲気を演出します。
天板が正方形の天然木ダイニングテーブル②
このダイニングテーブルはスギ材とブラックスチールを使っていて、異素材を組み合わせることで引き締まったデザインに仕上げています。コンパクトで使い勝手が良く、安定性の高い安全な設計で、普遍的なデザインは部屋を選ばずに使えます。
天板が正方形の天然木ダイニングテーブル③
三つ目に紹介するのは、こちらの北欧風スクエアテーブルです。天板の塗装はナチュラルテイストかホワイトから選べて、どちらも爽やかな雰囲気です。ハの字に広がった脚がお部屋に開放感をもたらしてくれます。角は丸みのついた安全設計になっています。
天板が楕円形の天然木ダイニングテーブル3選
楕円形の天板はお部屋を広く見せてくれます。また、天板が広いのに角が無くて丸いため、小さなお子様がいるご家庭でも使いやすくなっています。
天板が楕円形の天然木ダイニングテーブル①
楕円型のダイニングテーブルでおすすめできるのは、まずこちらの商品です。伸長式のダイニングテーブルで、直径が最大170cmになり、急な来客やちょっとしたパーティーにも対応できます。ブランがかったナチュラルは温かみがあり、アットホームな雰囲気で人気です。
天板が楕円形の天然木ダイニングテーブル②
二つ目に紹介するのは、こちらのダイニングテーブルです。ウォールナットとビーチ材を組み合わせて作られており、ダークブラウンがシックで大人な雰囲気を演出します。別売りのダイニングチェアを組み合わせれば、まるでおしゃれなカフェのように見せられます。
天板が楕円形の天然木ダイニングテーブル③
このダイニングテーブルは、2種類のサイズから選ぶことができます。自然なホワイトオーク材で部屋を選ばず設置でき、シンプルなデザインでほっとする優しさがありますが、天板の輪郭がシャープに加工されており、スタイリッシュさも感じられるデザインです。
天板が円形の天然木ダイニングテーブル3選
円形の天板は何と言ってもスタイリッシュなデザインが特徴です。また円卓は椅子が増やしやすく、カジュアルにおしゃべりをする場所としてうってつけです。
天板が円形の天然木ダイニングテーブル①
ナチュラルテイストの円形ダイニングテーブルです。オーク無垢材だけで作られた本体は高級感がありながら、北欧風のかわいらしい印象も感じられ、若い女性から特に人気があります。オーク材は耐久性が高いため、長く使うことができます。
天板が円形の天然木ダイニングテーブル②
モダンなお部屋にも合う円形ダイニングテーブルをお探しならこちらがおすすめです。1本の脚に2本のスチールが使われているのが特徴で、スタイリッシュさと天然木の柔らかさが組み合わさった絶妙なデザインになっています。ラバーウッド材の天板は4種類のカラーから選べます。
天板が円形の天然木ダイニングテーブル③
最後にご紹介するのはこちらのカフェテーブルです。天板の木目調がレトロな雰囲気を感じさせながらも、幕板がないすっきりとしたフォルムが洗練された雰囲気に仕上げてくれています。脚部は細いスチールで、椅子を置くときにも邪魔になりにくくなっています。
まとめ
梅雨の時期は、湿度を調節してくれる天然木のダイニングテーブルを使うのがおすすめです。梅雨はカビ汚れも付着しやすく、不快指数も高くなります。
オイル塗装のダイニングテーブルは、汚れても泡洗いなどで清潔に保ちやすくなっています。より日々の手入れが楽な天然ダイニングテーブルをお探しならウレタン塗装がさらにおすすめです。ダイニングテーブルを選ぶ際は、材質だけでなく、家族構成や色調、使用目的、部屋のコンセプトを考慮して選択しましょう。